先生は私に嘘をついた。 私達に初めての危機が訪れた。 先生と一緒にいるのが辛い時期があった。 「ボートの上でチューしような」 先生はそう言って、唇の生クリームをなめて、残りのクレープを口へ入れた。 先生が好きだ。 出会った頃よりももっともっと好き。 ドキドキする“好き”から、“愛しい”に変わった。 先生が愛しい。 どんな先生も愛しい。