「いやいや。朔ちゃんの想い、伝わるよ」 実際に両想いだからね。どちらかが言うか――朔ちゃんが気がつくかな。 「結愛さんもですよね」 ふぇと変な声が出てしまった。 わ、わたし……? 「あの3人の執事さんとはどうなんですか?」 「はい?」 なにを言い出すんですかこの娘は? 「朔ちゃん?わたしと執事さん達はそんなんじゃ…」 否定をすると「えー」と明らかに期待をしていた朔ちゃん。