それは、三日目。 わたしも執事さんたちもお互いに慣れてきて(秀は馴れ馴れしすぎますが)穏やかな日。 わたしと秀が学校にいっている間に、事件は起きたわけで。 「暇だな、ハルト」 「掃除、洗濯に夕飯の買い物…やり終えたしな」 「学校行ってる秀がよほど忙しいだろ」 「だろうな」 ぼんやりとソファーにもたれかかる。ふかふかだ。 慧斗を見るといつの間にかうとうとし始めていた。今にも寝てしまいそうだ。 「慧斗、今寝たら風邪ひくぞ」 「んー」