「……ッ」 なんてことを考えていると、ハルト、秀が片付けの手伝いに行った。そしてぼんやりとうつろな俺を琉叶が見つめる。 「………」 「慧斗にぃ?」 すると琉叶はため息をつきながら俺の肩に右手をポンと置いた。くるくるした瞳に俺が映る。 「ボクは、アリだと思う。執事だって人だから」 「え……」 いつも子供っぽいお前なのに。 特別真剣な瞳をしていて。 アリ…… こいつまさか…