仕える身分なのに―… ひとりの女の子として 百瀬結愛さまを、 好きになったみたいだ。 ∬ 「いいですか?ここまでできたら言ってください」 とりあえず、型抜き前の作業まではある程度教えてみた。 結愛さまは、やったことはないものの素質はやはりお嬢様で。 小さな頃から叩き込んでいたら相当なものだっただろう、と思うくらい。 筋が良かったわけで。