ずっと。 生まれるときも。 幼稚園でも。 小学校でも。 中学校でも。 そして高校生になった今でも。 お母さんでもあり、お父さんでもあった存在で。 ずっとそばにいてくれたのは 爺やだけだ――。 「過労ですよ」 過労。 わたしの頬には自然と、涙が伝っていた。過労だなんて、そんなに無理をしていたの? 「どうして…無理を…」 「過労は、自覚がない場合が多いんですよ」 「治ります…よね!」