我が家の甘々執事サマ☆


ずっと。


生まれるときも。


幼稚園でも。


小学校でも。


中学校でも。


そして高校生になった今でも。


お母さんでもあり、お父さんでもあった存在で。


ずっとそばにいてくれたのは


爺やだけだ――。



「過労ですよ」


過労。


わたしの頬には自然と、涙が伝っていた。過労だなんて、そんなに無理をしていたの?


「どうして…無理を…」


「過労は、自覚がない場合が多いんですよ」


「治ります…よね!」