「味が繊細で、かつしっかりしてて。見た目も味もとってもおいしいです」 こんなんでいいのでしょうか。 様子を伺おうと正面に顔を向けた時、ハルトはそそくさと席を立ち琉叶に手を引かれる。 「誰が何を吹き込んだ?」 「結愛さま、こっち」 と制止と注意をされたが結愛はなんのことかわからずに首をかしげる。 「隠し味があるんですよね」 「…へ?」 琉叶くんが必死におかわりのコールをしているが、無視。 なんだかさっきと雰囲気が違う。 「どうかしました、か?」 「結…」