「いった!無理にはがすことないじゃん、秀にぃ」 ぷくっとふくれたように頬をふくらませて秀に飛びかかる。……でも案の定体をひょいと持ち上げられた。 「わぁぁ!」 なんともその姿が愛らしいというかほほえましいというか……。 琉叶くんは弟キャラなんだろうな…と思い、ニコッと笑顔を向ける。 すると琉叶くんはなぜか頬をりんごのように真っ赤にさせた。 どうかしたのかな? そう考えながらもわたしは大事なことをハルトに話しかけた。