「相変わらずマイペースだな」

「おはようございます」

「おはようございます」


なんで

いつものみんながいつものように笑ってるの?



「え?」


並べられた朝ごはんは慧斗のチーズ入りふわとろの卵焼きが鎮座している。


「爺や……?」


すこし離れて出てきた爺やに尋ねると、彼は突拍子もない言葉を放った。


「こちらの3人が、今日から正式執事に雇われました」