「なんで……」


昨日さよならしたはずなのに、あれは夢だったんだろうか。


「琉叶くん、だよね」


そうですよ、とまたにこりと笑う。

間違いなく琉叶くんだ、でも。


「でも、なんで」

「詳しいことは後で。はやく下へいらしてください」



胸が高鳴る。


ドキドキする……!