次の日。

わたしは遊園地での疲れもあってかぐっすり寝入っていた。


「ん……」


でも窓からの太陽の眩しさにやはりゆっくり目を開ける。

が。


「?」


なんだかあるはずのない視線を感じる。

くるりと寝返りをうったその先にはやはり、お日さまみたいな匂い、子犬みたいな笑顔。


「……るっ!?」


目の前では、童顔の男子がニッコリ笑っていた。


「おはようございます、結愛さま」