我が家の甘々執事サマ☆



会場入りしてみんなの第一声がこれ。キョロキョロ見渡してる。

開校記念日は特別に力の入れようがすごい。


「スゲェな」


あの秀までもが目を丸くしてるんだから。


「では、結愛さま。私は手続きをして参りますので」

「俺は厨房にご挨拶に行ってきます」


働き者のハルトに慧斗はその場を離れてしまった。

三人になると、秀が「食べるなりすればいいんじゃね」と薦めてきた。

せっかくなので出された料理に手をつけてみる。


白身魚のソテー。まなかのシェフが作ったこれがわたしは大好きだ。


「……れ?」


違和感がした。