「これはこれは。毎日が賑やかそうですね、お嬢さま」 わたしと執事たちの会話や様子を見て、おだやかに微笑む爺やはどことなく前より顔色が良かった。 「一般病棟じゃなくても良かったんじゃありませんか?」 「わたくしは、執事の身でありますから」 「お仕事にはいつお戻りになられますか?」というハルトの問いに「契約の日曜日の夜には」との答え。 ちなみに今日は十六夜高校の“開校記念祝日”です。 まなかのお父さんにより明日は開校パーティーやらなんやらが行われます。 その報告も兼ねての訪問です。