「ボクはいつでも味方だからね、ハルトにぃと秀にぃも怪しいけど」 いつもの琉叶に戻って、にこりと笑う。それは無邪気な笑顔。ほんとうは、強い。 「ありがとな。琉叶も頑張れよ」 言うと「ボクはいいのー」と寝室に戻って行った。 琉叶にと持ってきたはずの、すっかり冷めてしまったミルクティーを口に運ぶ。 「……甘い」 もしも。