カタカタとタイピングの音がする。手続きをしているのだろうか。


「よし、大丈夫。明日辺りにそっちに着くわ。皆と仲良くね?」


フフッと笑顔が目に浮かぶお母様。


―――ん?みんな?


「じゃ、これから会議だから。爺やのことはまた状態を教えてね」

「えっちょっ…お母様」


聞き返すことがあるのですが。話を紡ごうとしても、聞く耳もたず。


プチッ――ツーツー…


切られた···


「お嬢様…?」


松田医師の言葉なんて聞こえない。

わたしはただ、ミンナと言う言葉にかなり胸騒ぎを覚えていた。