「なんか、お前可愛いな」


八木原君は小さく呟く。



「っ、あの…っ」

恥ずかしくて上手く喋れない。



八木原君はあたしの言いたいことを察したのか、少し切なそうな顔をした。

でも温もりはまだそこにある。


「もうちょっと…このままでいさせてくれねぇか?」