「ちょっ…あの、」 「お邪魔するぜ、蒼空」 「え!?」 八木原君まで!!? もちろんあたしは強引な二人を止められず、あっさりと侵入を許してしまった。 「ほらそんな所に突っ立ってないで、こっちおいでよ蒼空ちゃん!」 中村君に促され、部屋の奥へ足を進める。 一人部屋なのに、大きい部屋。 ざっと見回したところ、生活にはまず困らないと思う。