「ったく…結局お前ら下心丸出しじゃねぇか…」 あたしの隣の席の橘君が、二人から守るようにあたしを包んだ。 「安心しろ、蒼空。俺がこの変態どもから守ってやるから」 ドキン、と胸が躍った気がした。 「っ、はい…」 気が付いたら返事をしていた。 「もう!一番の変態は遊哉でしょ!?」 「いや、変態の座は譲らねぇぞ!!」 「変態を誇りに思ってんじゃねぇよ!つか譲らないって何だし!!」