「うっわー女の子だ!僕の次に可愛いねっ!」


睨んだ男の子の後ろからひょこっと顔を出し、両手を広げてあたしの方へ走ってくる男の子。

もの凄く童顔で、くりっとした瞳が印象的だった。


「う…わっ、」



そのままガバッと抱きつかれ、後ろによろける。



「女の子の感触するーっ、柔らかいー可愛いーっ」





耳元ではしゃぐ声が聞こえ、どうしていいのか分からず固まってしまう。