「なーに言ってんの、蒼空は僕と一緒」
遥登君がすかさず入り込んできて、あたしの肩を抱く。
また喧嘩になっちゃいそう…。
「浅村さんの取り合いはやめて下さい。見苦しいですよ」
松神先生は呆れた顔でため息を付くと、あたしから遥登君を引き剥がした。
「残念でした!蒼空は私と同室でーす」
翼ちゃんはにっこり笑いながらガシッとあたしの腕を掴むと、そのまま歩き出す。
わ、ちょ…転ぶ!
「待てよーんなの狡すぎんぞ」
「公平に決めて欲しいのですが」
不満の声を漏らしたのは八木原君。その後に櫻田君が続いた。
振り向いた翼ちゃんは、眉をピクリと動かしみんなを睨み付ける。
「阿呆。獣どもの部屋に蒼空を放り込めるわけないだろーが」
け、けだものって…。
「あ?人聞きの悪い事言ってんじゃねぇぞ」


