極上お姫様生活【完】


そうですよね、やっと我に返ってくれましたか。



「早くお店回らなきゃ!」

未來ちゃんはキラキラと目を輝かせながら、目的のお店を手作りパンフレットで探す。



え、

「友達、探すんじゃないの?」




「友達はもういいんだって!蒼空ちゃん、一緒に回ってくれるよね!?」





当たり前だよね!?みたいな顔をされ、返答に困る。


仕事があるから無理なんだけど、こんなに期待を含んだ眼差しを向けられると…苦笑いしかできない。






「もしかして、あたしと一緒にいるの…嫌とか?」


輝いていた瞳が一変、今にも泣き出しそうな表情をする未來ちゃん。