「すごく、魅力的ですね」 松神先生も、同じようにわたしを見る。 二人の視線が痛いほど刺さる。 「な、何も言わないで下さい…」 恥ずかしくて、身体をもじもじさせる。 「厭らしい目で見んな」 八木原君があたしの前で腕を上げて、松神先生を睨む。 八木原君の鋭い威嚇に、松神先生は少しも動じることなく、フッと余裕の笑みを浮かべた。 「そんな格好されたら、誰だって見てしまうものでしょう」 「あんたは教師だろうが。立場わきまえてくれねぇか?」