「い、意味が分からないです…っ」 両手で頬を包み、中村君から目を逸らす。 お互い真っ赤な顔して、挑発し合ってる。 「蒼空ちゃん、」 「はい…」 中村君の顔はいつの間にか、いつもの余裕のある笑顔に戻っていた。 「蒼空ちゃんには本番、その浴衣と、メイド服を着て貰うんだけど」 「…はい」 この浴衣も着るんだ。 「もっと改良するから!もっと可愛く、えっちな感じにするから!!」 「……はい?」 中村君は拳を握りしめ、おまけに目を輝かせる。