「やっぱり女の子がいた方がいいわ、こうやって話できるし」 「あたしも、翼ちゃんがいてよかったです。…もう少し早く、知り合いたかったですけど」 先生という立場でも、同じ女として今こうやって笑いあえてることが、素直に嬉しかった。 「私は基本的に保健室にいるから。いつでも遊びに来て」 「はいっ、ありがとうございます」 ブンブン手を振って、翼ちゃんは部屋から出ていった。 若宮、翼先生…これからお世話になります。