「っあ…んう…っ」 じたばたして逃げようとしても、その逞しい腕に阻まれる。 ファーストキスではなかったけど、初めての感覚。 頭がぼうっとして、何も考えられない。 「っ…何で、ですか…?」 聞かずにはいられなかった。 誰にでもキスしちゃうような人なのかな…。 ううん、そんな風には見えないもん。 だからこそ…聞きたい。