目の前には、白衣姿の松神先生。 扉に手を掛け、あたしを見下ろしながらニコニコと笑っている。 「お邪魔しても?」 「あ…えと、どうぞ!」 横にずれ、奥へ促す。 先生は軽く頭を下げ、足を踏み入れた。 「浅村さんの、香りがします」 ふふっと笑みを溢しながら、さらりと言う先生。 …セ、セクシャルハラスメント…ッ! 「浅村さん…固まってないで、こちらに来て下さい」