キミはボクのモノ






「体育祭の日サボって俺とデートでもしようか?」


「えっ!」



俺が笑いかけながら言うと未那は分かりやすく顔を赤くした。かーわいい。



「冗談だよ」


「!」



未那は目を見開いてぷいっと俺から顔をそらした。



「サボるなんて俺が許さないからな翔哉!」


「はあ?」


「やるからには優勝だろ!翔哉はリレーな」


「やだよ」


「けってーけってー」



亮は翔哉に殴られた。