意味が全くわからないまま家に帰って着替えてご飯を食べた。



お風呂に入ってバスルームを出た時、なぜか風都がそこにいて…。



「舌出せ、舌」

「舌…?んっ!?」



こんな場所でキス!?



サキさんかユズさんに見られたらっ…。



そんなの考えられなくなるくらいクラクラするキス…。



「風都っ…」

「んま~」

「なに考えてんの!!」

「ちーが俺を拒否ったからだろ?」

「拒否ってないよ!?」

「じゃあ夜中、襲いに行くから」



へっ!?



なにその色っぽい顔っ!!



って、夜中!?



それって大きい声出せないし本当に処女喪失の予感が…。



夜、本気で危機感を感じて鍵をかけて眠った。



次の日は朝から不機嫌というか…風都に睨まれた。



「ケンカでもしたの?」

「ケンカ…じゃないかな…」

「気分屋だからね、あの子」



ユズさん、風都の気分が悪い理由はわかってるよ…。



あたしがいちばん、わかってますから…。