意外と悠は従順だ。 やまっちさんに従っている。 海は広いな大きいな~。 ……なんてね。 夕日、絶対キレイだよね。 「……海ってさ、同じだと思わない?」 「は?」 いきなりの意味不明な質問に、悠は写真を撮っていた手を止める。 「そりゃ違うところもあるだろうけど、基本同じじゃん」 だったら雲の方がいい。 雲は同じ形なんて絶対ない。 しかも、いつでもどこでも見れる。 「ま、あたしの単なる意見だけどね」 「……まぁな。俺的には海より雲の方がいい」 「!」