何かしらの手掛かりがあるかもしれない! 確か、悠がごみ箱に捨てたんだよね! くしゃくしゃにしてさ。 急いで廊下のごみ箱へ行き、覗き込んだ。 「あれ!?」 ない! っつかゴミが1つもない! もしかして……。 回収されちゃった……? 「夏恋ちゃんっ」 隣であたしを見ていた夏恋ちゃんの名前を呼んだ。 「はい」 「ここってゴミ回収いつ?」 「えと、多分……深夜か早朝だと思います」 あぁ。 回収決定。 「それがどうかしました?」