王女と海賊の恋物語~プリンセスから海賊へ~

「セシル?」

アルスを呼び止めたのは、リアナとそんなに変わらないぐらいのスラリとした綺麗な女性。

「ここに寄ったならお店に来てくれてもいいじゃない♪」

「バカ。俺だって暇じゃねぇんだよ」


「ふぅーん?」

そう言い、セシルはリアナをチラッと見る。