リアナに言われ、手を離すアルス。

「カイル様はー…話そうとしてくれてた…。それだけでいいです…。」

「姫ー…。…私はー…。リアナ姫と結婚する資格はありませんー…。もっともー…こちらの方のほうが…リアナ姫にふさわしい。」

「カイル様ー…。」


「姫が宜しいのならばー…。セルフィーユ国もリアナ姫の城のものたちも。私が支援します。父上が犯した罪だー…。ほってはおけません。」