「…まぁ、リアに海賊になる覚悟があるならの話しだけどな?リアが本気じゃねぇならー…。ここで、あの王子と結婚した方がいい。…ずっと探してたんじゃねぇの?リアの事。」


「うんー…」

「…なら迷うなよ。お前の居場所はここだろ」

そう言うと、アルスはその場を去った。


(アルスー…)

「分かってるけれどっー…。けど…もっとアルスといたかったー…」

リアナは1人ー…月夜の下で涙を流した。


そんなリアナたちをー…カイルは窓越しに見つめていた。