ー…

(行くなって言ったら…困るに決まってるよなー…。リアには…城での生活があるんだし…)


アルスは、海を眺めながらため息をつく。


「どぉした?アルス」

「ユウリ兄ちゃんー…」

アルスに声をかけたのはユウリ。

「…リアナちゃんのことだろ」

「ぇっ///!?」


「隠さなくても分かるよ笑。…いてほしいんだろ?けどリアナちゃんはお姫様だから城に戻らなきゃならないー…。まぁ、こんなとこか?」

「俺がいてほしいって思ってても…リアは違うかも知れねぇしなー…」