そんなことがあったから、悠太からは愛されているのだとばかり思っていた。 でも…―――― それでも進展はなく、キスもあれ以来していない。 大切にされているのはわかる…―――― だけど、このまま平行に後も続いてしまうのかと思うと頭が痛かった。 誰かに相談したい。 その思いだけが募る…。 しかしごく普通の人(薫も普通の人だが)にはどうも話しにくい。 考えた挙げ句、行き着いたのはとある事務所だった。