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『好きって事ですか?』


その言葉がグルグルと頭の中に駆け巡っていた。


「な……ん……」


硬直して上手く言葉に出来ない。瞬きすら忘れてしまっていた。


「先輩すげー顔になってますよ」


「いや……だって……」


「もしかして、本当に俺の事好きなんですか?」


「万が一好きって言われたらどうするの?」


ようやく硬直していたのが戻った。そもそもそこで硬直する私が分からないよね。


ともかく、気持ち分離れて転がるボールを拾った。


「逆にそれ聞いて付き合います。って言われたらどうするんですか?」


「好きって言った時点で相手を好きなんだからいいんじゃない?」


時計を見ると昼休みも後半分を切っていた。