――


「おはようございます。先輩」


「……おはよ」


お互い何とも不思議な事に普通に話そうと思えば普通に話せるものだ。


じゃあ、今までのは何だったのか。と言う話にはなるけど。


聞かれたら答えられないわけだけど。


「先輩。起きてますか?」


「あ、うん」


「ならいーですけど」


それはそれで、まぁいっか。と思う。


どうって事ない普通のやり取りをしていて、それが何だか可笑しくて自然と小さく笑ってしまった。


「何ですか?」


「何でもない」


首を傾げる湊に他に何も言わず、自分の教室に行くため、階段を登った。


すると、ガッと肩を掴まれた。