当然、そこから愛架にツッコまれるわけで、私は逆らわず答えるわけだ。
反論なんて所詮意味ないんだよ。
「心菜。それは心菜が先輩を退治するんじゃなくて湊くんを待つべきだよ」
「待ちたくもないよ。湊はアテにならないし」
「でも湊くん、ここ先輩を見て今にも走り出す瞬間でしたよ?」
キラリ。と愛架の目が光った。
篠田さん。悪いけどそんなフォローはいらないよ。私の立ち位置が厳しくなる。
「ズバリ。篠田さんから見て湊くんは心菜をどう思ってると思う?」
ほら。ね?
篠田さんは口に手を当てて見た目から考えてます。という素振りを見せる。
そんな姿も可愛くて、周りの男達が篠田さんを見ていたりする。
「ここ先輩を好きかどうかは湊くん次第ですけど、気になってはいると思います」
そこからさらにこう続けた。
「球技大会の日、湊くんに話し掛けたら『ここちゃん先輩が』って一杯話してくれました。それで密かに私勝ち目ないかもなんて思いましたもん」



