「これどうすればいいの」


「湊くんが全く分からないなぁ」


愛架も唸りを上げて悩むだけだった。


この度が行き過ぎた現象にもう好きだのどうのこうの言ってこない。


これで言ってきたら、病院を勧める所だったよ。


「私、何かしたのかな?」


「さぁ?あ、仁ーー!こう言うのは男の子に聞けば分かるよ」


笑ってそう言うけれど、生体上同じでも中身の違う人に聞いても分からないと思うのは私だけ?


仁と湊じゃ、違いすぎない?


「何?」


「あのね――」


思うところが多々あるものの、説明を開始した愛架を止めても仕方がない。


黙って結論を待つ事にした。