「今日ばかりは、自分を呪ったよ」
屈んで頭を抱える私。
「湊くんは一枚上手だね」
立って相変わらず試合を眺める愛架。
どうしたらいいのやら。
とにかく頭をフル回転させて万が一の時の対処法を考える。
でも、見当たらない。そもそも何を要求されるのかすら検討がつかないのだからどうしようもない。
「諦めなって。にしても、湊くんが読めないなー。心菜が好きじゃないのかな?うーん……あれは絶対……」
ブツブツと唸りをあげる声も耳に入らない。
次はちょっと沸点が低くなるように、逆転出来るようにしないと。
――グゥ。
そう言えば昼御飯まだだった。一瞬で脳内はお腹空いたという命令に切り替わってしまった。



