ピッタリと閉じられたカーテンを見ながら数秒停止。


気持ち悪さも半減したし、話をしにいこうか。


それよりも前に、ただ会いたい気持ちが前面に溢れ出しているのは気付いている。この際全部認めてしまおう。


むしろ、気付かない方がおかしいと言うもの。


息を吐き出した後、制服を整えつつゆっくりとベッドから降りてカーテンを開いた。


その僅差で開く保健室の扉。


「……」


「……」


「頬、赤いけど」


「殴られました」


久しぶりにまともに目を合わせて話す内容がそれ。一見前と変わらない。


けど、距離が変わった。遠い。