小さい頃から君は猫好きで。

近くに猫が来る度に、
にっこり笑って優しく撫でる。


…私にはそんな風に笑わないのにね。



私は、小さい頃から君が好き。



「猫じゃなくて、私を見てよ」



つい、そう言いたくなる。


…でも、

そんなこと言えるはずがない。