思わず携帯を取り出し、開いてみると… 「マジだ…」 いつの間にか、みんなのアドが登録されていた。 そんなあたしに、 「じゃあな!」 優しい笑顔を残し、去って行った。 ユウキが去って行った後、丁度携帯に点滅してる時間を見ると、 「ゲッ!! やべぇ!!!」 すぐにタクシーを拾い、お家に向かった。 「はいよ、お嬢ちゃん」 「ありがとうございました! あ、お釣りはいいです!!」 「え? あ、へ!?」 戸惑ってるおっちゃんを余所にドアを閉め、お家に向かって走る。