瞬間、ガッシャ――ン!!!という、鈍い音が響き渡った。 それと共に、あたしのお尻になにかが当たる。 でもそれは、堅いのじゃなくて…柔らかい何か。 そして、何故か誰かの腕に抱きしめられていて、 キィィィィィィ!!! なにかが止まる音が響き渡った。 「…大丈夫?」 ……え? 誰? あたし無事なの?? そんな疑問はあるのに、目が開けないのは、まだ恐怖心があるからで、 「「アヤ(ちゃん)!!!」」 「お前バッカじゃねぇの!!!?」 「……チッ」 皆が駆け寄ってくる足音がする。