カズマ……テメぇそろそろ泣かすぞ? あー? その減らず口どーしてやろーか? あたしは横目でカズマを睨む。 「……死ね、糞野郎」 「あ゛?」 毒づいてハッとした。 あたし、カズマにこんな事を思ってたんだ、と。 やべぇと思ったのもその後で、 「ぶっ! アヤに言われてやんの~!!!」 「ホント面白い!! アヤちゃん気をつけて!!」 「テメぇ…いい度胸してんじゃねぇか」 指の関節をポキポキ鳴らすカズマに、全身の血が引いて行くのを感じる。