とにかく、凄く格好良かった。 タキシードのヤナギもだけど、私服の方が高校生っぽくて、普通にモテてる面子の中にいる奴みたいで。 「……アヤ様、可愛いです」 ………もう、死ぬかと思った。 ヤナギに殺されるかと思った。 心臓が口から飛び出しちゃうんじゃないかとさえ思った。 「どうかしましたか?」 そう首をかしげるヤナギに、 「っ! な、なんでもないっ!!!」 首を振る事しか出来ないで、それでも死ぬかと思ってるのに、手を差し出された時は思考が付いていかなかった。