お姫様のtrueprince☆


あたしたちは、
空いてるスペースをなんとか見つけた。

「1対1やる?」

「えー!絶対藍李強いし・・・」

「舞、上手いじゃんっ」

「はいはいっ」



よっしゃっ!!

「攻めもーらいっ」

「りょーかいっ」


あたしが攻めから始める。

体育館に、
ボールの跳ねる音が鳴り響く。


気のせいか、
周りは静かな気が・・・いや、
今は

集中を一回しよう。


舞は、
簡単には抜けない・・・。


ボールを奪われたら・・・舞はシュート
が特に上手いからすぐ決められる。


だから、
なんとかして抜くしかない。