年下彼は手強いのです,


同時期:グラウンド


「……っあ!」


勢いよく蹴り飛ばしたボール。確かにゴールを狙い蹴ったけど、それはスルリとゴール脇を抜けた。


「……ちっ」


舌打ちが出た。なんで俺こんなにイライラしてるんだろうか。


――「日曜日、デートすることになった」


それが今日。日曜日。だからこそイライラしてる理由は解ってるんだけど認めたくない。


「登駕!集合だ」


今いちばん会いたくない人の声がして、俺は思わず視線を反らす。


「っす」