年下彼は手強いのです,

わたしは「え、え」と戸惑いながら登駕に紙袋を渡した。満足そうな彼の笑顔に犬を思い浮かべたのはあたしだけの秘密。


「むさ苦しくてすんません。部室以外だとまずいかなと」


へらりと笑う登駕。所詮外面用。どことなく(特に目が)笑ってないのがわかる。

こうやってるのか、感心するほど見事。


「いただきます」

「ウマイっすね」


さまざまな感想に「ありがとう」と言いながらサッカー部を見渡す。


「真尋さんやないですか」

あ、逞磨くん。

「逞磨くんもサッカー部なんだ?」

「はい。ずっと」

なんか意外。