年下彼は手強いのです,

「あ~あ~、お熱いこって」

「?」

何が熱いのか。と振り返るまでもなく見えてきたのは、


「よぉ、……行きますよ」

「えっ」


エナメルバックにユニフォーム姿の登駕が若干苛々しながら立っていた。え?迎えに?と呆然とする。


「あーもう、行くぞって!」

「あ、はい?」


グイグイと引っ張られる手にわたしは素直に従うしかない。


「ちょ、待って」


待たない、と登駕は右手を掴んだまま。背後からは「リア充爆発だ」とか「イチャイチャするな」とか聞こえるから…完全に勘違いだなうん。